冬になると食べたくなる台湾のグルメといえば、火鍋と麻油雞です。
台湾では一年中食べることができますが、特に寒くなってくると生姜とごま油がたっぷり使われた麻油雞が食べたくなります。
今日は台北で麻油雞といったら多くの人が思い浮かべる老舗の阿圖麻油雞で麻油雞麵線と豬血糕を食べてきました。
麻油雞(Máyóu jī)とは?
麻油雞とは、生姜をごま油で炒め、鶏肉を入れたあとお酒で煮るシンプルな料理です。
大量のごま油と生姜、アルコールを飛ばしたお酒、冬に食べれば体がホカホカになること請け合いの食べ物で、町中や夜市でよく見かけます。
金佳美食 阿圖麻油雞はどこまでが店名?
今回伺ったのは台北内に5つある金佳美食 阿圖麻油雞(Jīn jiā měishí ā tú máyóu jī)の本店です。
台湾の店は時々店名が”金佳美食 阿圖麻油雞”というように分かれている場合があります。
紹介しているウェブページやGoogleマップの表示が前の方だけ表示されていたり、紹介する人やサイトによっては後ろの方だけ表示されていたりで時々紛らわしいです。
金佳美食 阿圖麻油雞の場合は阿圖麻油雞が店の名前らしいです。前の金佳美食は屋号?苗字?的なものなのでしょうか?
お店は捷運中山國小から北に少し歩いた場所にあります。
昼前に行ったにもかかわらず多くの人が並んでいました。
店の中で食べる人とテイクアウトする人は並ぶ場所が違うので注意しましょう。
「內用點餐區」
と書かれている場所が店の中で食べる人の注文場所です。
注文用のメニューがあるので、列に並んでいる間に書き込んでしまいましょう。
麻油雞麵線と豬血糕をひとつずつっと。
ありがたいことに日本語メニューがあるので中国語が苦手な方でも安心です。
店員さんは忙しそうにしています。キビキビ動く様子が見ていて飽きませんが、席につきましょう。
自分好みのタレを作って料理を待ちます
一階は満席だったので外で待つのかと思ったら、二階にも席がたくさん用意されていました。
注文した品が来るまでここでタレを作っていましょう。
麻油雞は基本的に薄味またはほとんど塩味がついていないので、自分の好きな調味料を混ぜてタレを作ります。
店の名前の入った箸を準備して気合を入れて待つことしばし。
お肉たっぷり麻油雞麵線登場
麺線が見つからないくらいの大きな肉の塊が数個入った麻油雞麵線がやってきました。
鳥の部位が偏らないように、もも、胸、手羽先それぞれまんべんなく入ってきます。
さっそく大きな肉をがぶり。油っこすぎず良い感じでプリプリに仕上がった肉です。胸肉はすこしパサツキがあり好みが分かれますが、これはこれで肉の味がする美味しい部分ですね。
麺線は日本の素麺とほぼ同じような感じでした。あっさりとしていてごま油によく合います。
このお店の麻油雞麵線には生姜の味はしますが、生姜のかけらは入っていませんでした。たっぷりしょうがが入って出てくる店もあるので、食べ比べも楽しそうです。
お酒を大量に使って煮ているのですが、すべてアルコールは飛んでいるようでお酒っぽさはほとんどありませんでした。
続いてやってきた豬血糕。基本通りのニンニクの効いた醤油ダレ、花生(ピーナツ)粉、少し多めの香菜(パクチー)。口に運ぶごとに別の味を楽しめていい感じです。
食べ終えたあとは体が内側からポカポカ暖まってくるのを感じることができました。
交通も便利な場所にあるので、冬に台北を訪れたらぜひ訪れたい店です。
お店情報:
住所:台北市林森北路552-2號(近民權東路口)
HP/FB:HPあり
日本語対応:日本語メニューあり
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