台南で働いている知り合いから「ここの麺は美味しいよ!珍しいし」と言われて行ってみたら美味しかった魚麺の店をご紹介します。ただの麺ではありません。魚を使った麺。魚麺。
魚麺とは?
最初、麺?魚?魚麺?という感じで魚と麺が繋がらなかったのですが、魚麺とは魚のすり身に片栗粉や卵白を混ぜて、細い口から出しつつお湯で麺状に茹でた麺らしいです。練り物の親戚のような感じでしょうか?海の近くの潮州が発祥らしいです。
お店の前には魚麺が並べられています。日本の練り物は漂白剤や着色料で鮮やかな色になっていますが、この店の魚麺はそういう混ぜ物一切なしで手作りされているようです。
魚麺の横には魚餃(魚餃子)、魚册(魚のすり身を巻いたもの)も並んでいます。魚尽くし。
早速魚麵と魚餃&魚册注文
店内のメニューを見てみても魚の字がつく料理が多いです。肉燥飯とかも有りますがここはやはり魚系を注文してみましょう。
- 魚餃+魚册湯 35元
- 手工魚麵(乾) 小 45元
- 滷丸 2個 10元
を注文してみます。どんな感じで出てくるのでしょうか?
年季の入ったリンナイの炊飯器を眺めつつ待つことしばし。
お待ちどうさま〜
どちらにも海苔がトッピングされています。基本的には材料は両者ほぼ同じなのですが、いただいてみましょう。
魚册/魚餃はQQな歯ごたえの練り製品ですね。潮州料理は味付けがあっさりとしていて日本人好みです。さっぱりした少し甘めのスープに海苔と少し入っているセロリの香りがよく合います。
次に魚麺はどうでしょうか?
これもQQな歯ごたえ。麺と言われてツルツルな食感を予想していたのですが、ちょっと硬めな自分で作ったうどんのような感じ。麺自体に魚の味があるので、これでご飯を食べるっていうこともできそうです。
魚丸。これは練り製品ですね。工場の大量生産品ではなく強めの歯ごたえが有ります。これだけでご飯三倍くらいいけそうな感じ。白いご飯が欲しいです。
大鍋で煮られている肉燥と魚丸。次回はこれを目当てに訪れるのも良さそうです。
日本ではあまりお目にかからない魚麺。台南を訪れたらぜひ試してみてください。
お店情報:
店名:夏家手工魚麵
住所:台南市中西區府前路一段343號
HP/FB:FBあり
電話:+886 6 214 4400
営業時間:11:30 ~ 21:00 / 日曜 11:00 ~ 20:30
日本語対応:不可
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