これさえ使えばなんでも台湾味道(台湾の味)になってしまうという魔法の調味料、”紅蔥油”です。
残念ながら日本の動物検疫所によれば脂肪を含むほぼ全ての肉製品は日本への持ち込みが禁止されていますので、お土産として持って帰ることはできません。
日本で紅蔥を使用したい場合は、Amazon等で売られている紅蔥酥を使用してください。
台湾でキッチン付きのホステルやサービスアパートメントに長期滞在する方は現地で試してみてください。
紅蔥油とは?
台湾の多くの料理の味を特徴付けている材料の一つが紅蔥(エシャロット、赤玉ねぎ)です。
日本のコンビニやレストランが滷肉飯の味を再現したとしても何か足りない?どこか台湾の味じゃない!?と感じるのはきっとこの紅蔥が使われていないからです。
八角を使っただけでは台湾の味は出せません。
生のままの紅蔥を使う場合は、脂で飴色になるまで炒めてから使うそうですが、すでに脂で炒めた紅蔥油という物がスーパーやデパートにて売られています。
紅蔥を炒めるには豚脂、鴨脂等が使用され、それぞれ風味が少しずつ異なるそうです。豚の脂を使う製品が一番ポピュラーではないでしょうか。
清香號紅蔥油
各種ある紅蔥油の中でも比較的入手性がよく、ある程度品質が良さそうなのが清香號紅蔥油です。
スーパーやデパートの食品コーナーなどで手に入れることができます。
今回は新光三越の食品コーナーで購入しました。
メーカーのページによれば定価160NTDですが売価は136NTDでした。500円くらい。
台湾製の原材料を使用して手作業で防腐剤やグルタミン酸(味の素)を使用せず作っているそうです。
さらにそれでいて保存期間は2年間。腐るようなものでもないので長期保存可能なようです。
紅蔥油の使いかた
一番簡単な使い方
- 小さじ一杯程度の紅蔥油をほかほかご飯に乗せる
- 醤油を1垂らし
- 混ぜてから頂く
台湾人に言わせればお金のない老人の食べ方なんだとか。でもこれが美味しい!おかず要らずでご飯がススムススム。
バター醤油ライスに通じるものがある気がします。
うどんや茹でたてのパスタ、ラーメンの麺なんかにも良いです。
ケンミンのビーフンに加える
普通に作って、最後にごま油の代わりとして紅蔥油を加えればあっという間に台湾味道!うますぎ。
インスタントの乾麵や焼きそばに加えてもかなり台湾にいる気分になれます。
野菜炒めにも
普通に野菜炒めをつくって、最後に紅蔥油をスプーン一杯追加すればあっという間に台湾!
滷肉飯を作る
滷肉飯のレシピはインターネットを漁ればたくさん出てきます。
一番簡単なのは豚ひき肉に紅蔥油と五香粉、砂糖、醤油、酒、みりんで甘辛く味付けしてあげればそれっぽい物ができますよ。
日本で購入するには
残念ながら日本へ紅蔥油を持ち込むことはできません。また、販売されてもいません。
しかし、Amazonでは紅蔥酥という紅蔥を植物油で飴色になるまで炒めた商品が販売されているので、これを料理に使うことができます。
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