国立台北教育大学の先生が出版したという、ちょっと可愛い万年筆習字の練習帳をプレゼントしてもらいました。
いただき物の鋼筆字範本
夏休みに机に向かった遥か昔の記憶を思い出させるような表紙です。
これを使って綺麗な漢字を書く事ができるようになるため毎日練習していきたい!
この万年筆練習帳は書店の店頭では購入する事ができなかったそうで、蝦皮購物という台湾のメルカリのようなサイトで購入してくれました。
蝦皮(Xiāpí) エビの皮という意味ですが、発音がShoppyに似てるからこの名前になったとか。
鋼筆字範本の中身
出版した先生の担当するクラスの紹介であったり、練習帳の解説が書かれています。
鉛筆の握り方を解説するページ。箸の握り方は日台でかなりの差があるのに対して、鉛筆の握り方は同じ握り方をするようです。
ここで注目したいのが力を加える方向です。
- 上に向かう場合は中指に力を入れる
- 下に向かう場合は親指と人差し指 (食指)に力を入れる
- 左に向かう場合は人差し指に力を入れる
- 右に向かう場合は親指に力を入れる
衝撃のアドバイスでした。今まで鉛筆は常に同じように力を入れて、プロッターのようにペンを使っていましたが、左右に向かうときは少し力の加え方を変えると綺麗にかけるらしいです。ここら辺は書道と同じかもしれません。
正しい握り方を意識しながら練習してみます。最初は簡単な数字から。四の書き始めがくにょっとしているのが何とも上手な人っぽいです。なかなか難しい。
インクの出が良いPelikano Junior万年筆を使用したのですが、インクにじみも殆どなく書く事ができました。
何気なく書き順を見ていたところ・・・
パラパラとページをめくりつつ漢字の書き順を見ていきました。ページが進むほど文字の画数が多く難しい漢字が出てくるように編集されています。
そこで発見したのが、
田の漢字の書き順。
多くの日本の書き順サイトでは3画目と4画目が逆になっていて、先に縦に書く事が求められます。
遥か昔、ある人から「あなたの田の書き順は違う!!」と散々言われた事があったのですが、今ここに解決しました。
“私の書き方は台湾風です。”
どう考えても台湾風の方が書きやすいと思うんですけど。
日本風の方が綺麗に書けるという主張を聞いたこともあります。しかし、台湾の練習帳のお手本もかなり綺麗なので習慣の問題といえば習慣の問題でしょうね。
今の所どんな書き方でも私の字は汚いです。
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